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ロボット開発と通常業務の二刀流スタイル

FA / 技術開発部 設計開発U 本田 雅文

―自分の特性に合致したのが入社の決め手

大学時代は4年間ずっと二足歩行ロボットを戦わせる「ロボワン」という大会にのめり込んでいました。そのときのスポンサーがミスミグループだったのですが、その中に開発と製造をメインに行っている駿河生産プラットフォームという会社があることを知り、入社を決めました。

自主性を大事にしている会社という印象を持ち、私自身は実際にロボットをやりながら自分の持ち味を活かして働くことができるのではないかと思いました。ロボットに携わっている会社はベンチャー企業にも多く、就職先の候補として考えたこともありますが、入社後すぐにロボットに関われるのは駿河だなと思っていました。

―いい意味で“自分勝手”にできる

大学在学中に、ミスミから中国の展示会でロボットを動かしてほしいというオファーがありました。イベントでロボットの対戦をPRでやってみたら、お客さんの反応がよかった。それを受けて、今、実際に技術をPRするフラッグシップとしてロボットを作ることができています。

私が作っているロボットは、設計から製造まですべて自分で責任を持って担当するという形を取っています。責任は伴いますが、自分の考えるロボットを作ることができるので、いい意味で自分勝手にできているという感覚があります。イベントをきっかけに入社前から少しずつ仕事に関わることができたのもとても良い経験でした。

―僕がここでロボットを創る理由

ミスミグループのビジネスは基本的にBtoBで、消費者や学生の目に留まりにくい傾向にあります。そんな中、自社の技術をアピールすることにロボットを使っています。技術をアピールするためのコンテンツという役割です。ロボット開発以外にも、リニアガイドやリニアブッシュの生産管理にも携わっています。

会社の中でロボットをやっていることをアピールしながら、いろいろな人にロボットのおもしろさや、コンテンツとしての有能性を伝え、広めていきたいと考えています。学生時代からやってきたロボットを仕事として続けられているだけでなく、好きなものづくりができていることに仕事の楽しさを感じています。自分の特性がしっかりと活かせていると実感しています。自分のロボットを見て、ロボットに興味を持ってほしい、次の世代に繋いでいきたいと考えています。

―会社でもロボット人口を増やしたい

ロボットをやることは、自分の通常業務との両立になります。自分の予定を見つつ、上司と相談してロボット開発と通常業務の作業バランス作業を考えます。会社からのリクエストもれば、自分から提案することもあり、キャッチボールをしながら、スキルアップができる会社だと感じています。1から10まで責任を持ってやることにプレッシャーはありますが、自己成長に繋がっていると実感しています。今後は、会社内でもロボット人口を増やしていきたいと考えています。会社としてもっとロボットを広めていきたい、それに貢献したいと思っています。

日々の業務をこなすだけでなく、自分の意見を反映できる会社は多くありません。自分のやりたいこと、自分の意見を大切にきちんと発信していきたいと考えています。自分の意見が現場に反映されることの喜びや達成感を味わい、成功体験を積んでいきたいです。そのためには、きちんとした論理立て、作業をすることで得られるメリットなどをしっかり説明できるスキルが求められます。意見をぶつけながら仕事をすることの楽しさや達成感は理解しているので、会社のためになることを考えながら、どんどん提案していきたいと思います。