入社のきっかけは「家族の薦め」
2007年に高校を卒業。この会社へ入社してから現在に至るまで、国内工場での日々の生産活動から、海外工場での生産ライン立上げまで、様々な経験を積んできました。このような幅広い経験を20代で出来た事が、自分にとって良かったと実感しています。入社のきっかけは、家族からの薦めでした。私の実家が寿司屋を経営していて、配達でよく訪れていたのです。「社員の対応が良くて、いい人が多そうだから、(就職先として)いいんじゃない?」という家族の言葉で興味を持ったのでした。「こんな仕事がしたい!」というイメージが、明確にあったわけではないのですが、工業高校時代の授業を通じて「ものづくり」には興味がありました。入社して14年、あの時の「家族の薦め」に感謝しています。
会社の先輩にアドバイスされたこと
現在は精密金型部品を加工するグループに所属しています。リーダーという役職に就いた時に、「グループを自分の会社だと思い、社長になったつもりで運営するよう」アドバイスを受けました。それまでは、自チームの生産ラインにのみ目を向け、成果を上げる事に集中していましたが、このアドバイスをいただいてから、少し目線を上げて、他の製造ラインを強く意識するようになり、周囲からの学びを自チームの改善にも繋げる一方、他チームとの連携も深めるようになりました。

残業時間の抑制方法や消耗品管理の工夫等、良いアイデアは積極的に取り入れ、それがメンバーの負荷低減にもなり、原価低減にもつながる。自分がやったことが数字としても表れるところに、苦労よりも面白さを感じるようになりました。
チームメンバーの笑顔が絶えない現場作りを目指して
仕事上で、私が大切にしていることは、皆がストレスなく働けること。日頃から、作業者目線に立った、製造現場での作業段取り改善や、現場の声を拾い、作業環境改善を行うことを心掛けています。現場から「仕事がやりやすくなった」と言われることが、とても嬉しく、大きなやりがいを感じています。チームとして進めた改善の効果が、成果として表れる事も大きなモチベーションに繋がりますが、メンバーの笑顔を増やし、雰囲気のよい職場を築くことが、私にとってはとても大事なことです。この会社に根付く「困っている人がいたら助けよう」という精神で、私自身もチームの垣根を越えて助けていただいた経験があります。見守りと助け合いのカルチャーが根付く現在の職場環境はとても尊いと感じています。
『確実短納期』へのこだわり
『確実短納期』。良品を、お客様の希望される最短納期で、確実にお客様のもとへお届けする。これが、お客様にとっての私共の価値であり、駿河生産プラットフォームの拘りです。分かり易いけれど、これを毎日毎時、当たり前のように実現する事は難しく、徹底的に無駄を省き、生産リードタイムを短縮、そして臨機応変に対処することが重要です。

私たちの生産ラインは、新しい取組みに積極的で、特に改善のスピードが早いと評価されています。しかし、改善に終わり無し。これからも、様々な取組みに積極的に挑戦し、お客様のご要望に応えられる、より強い現場にしたいと思っています。
この会社の強みは、冒頭にも触れた、20代でも活躍できる環境があることです。若い人たちにもチャンスを与えてくれる人材育成は、10年先を見据えた時に、かなりの強みになると思います。自分の意見を提案する場があり、経験を積むチャンスがある。そして、責任を持ってフォローしてくれる上司がいる。チャンスを与え、仮に失敗しても、それを本人と会社の糧にする。そんな社風の中で、自分自身少しづつですが、成長を実感しています。