文系出身でも、ものづくりの勉強が出来る会社
大学では国際関係学部で開発経済学を専攻し、どのような開発をすれば発展途上国の経済成長に繋がるのかを勉強していました。途上国にとって、製造業は経済発展に重要な役割を担っています。微力かもしれませんが途上国へ貢献したいと思い、製造業に絞って就職活動を行いました。ベトナム、タイ、インドなど東南アジアにも工場を構える駿河生産プラットフォームは、とても魅力的に感じました。私は文系出身で、管理系総合職として採用されましたが、入社後半年間の新人研修では、熟練者指導の下、実際に生産ラインに入って、工作機械を使って加工を行う等、製造現場実習もたっぷりと経験しました。最初は戸惑いもありましたが、文系出身の総合職がメーカーに勤めるにあたって、研修を通じて生産の基本的な知識とスキルを身に付けることができるのは、この会社の特長の一つだと思います。
今では図面を読むことがとても楽しい
現在は生産企画部に所属し、主に2つの仕事をしています。一つ目は各工場の月次業績管理ですが、もう一つは新製品の立上げプロジェクトマネジメントです。文系出身にとってものづくりの勉強は正直難しいです。設備・工具・鋼材の特性や、生産技術・オペレーションを理解していないと、例えば製造コストの見極めも出来ません。実際に手を動かし加工をすると、ものづくりへの理解が深まり、プロジェクトをリードする上での判断材料も増えます。図面を読むのも最初は戸惑いましたが、今では面白いと感じています。

社内の多くの部署・人と関わるため、上手くコミュニケーションを取ることも大切です。現在、これまでで最も大きなプロジェクトを任されています。新製品が市場で受け入れられ、会社の収益にも貢献。実現された時に得られるであろう達成感を想像しつつ、日々勉強しているところです。
国境を越えて切磋琢磨
駿河生産プラットフォームの中で、最大の生産拠点でもあるベトナム工場とは、毎日仕事の遣り取りがあります。また、タイ工場への長期出張で、日本と海外の工場の違いを、実際に体験してきました。環境は違いますが、「良いところはお互いに取り入れていきたい」という思いがあり、国境を越えて切磋琢磨しています。社内での人間関係も良好で、お互いの専門知識を出し合って、協力しながら仕事を進めていくことが多く、社員同士尊重し合い働ける環境です。私自身は助けていただくことがまだまだ多い立場ではありますが、若いうちからプロジェクトを任せてもらえるところも、この会社で働く醍醐味だと感じています。自分には知識や経験が不足していますが、相談しやすい環境があり、上司がしっかり見守りつつ、さりげなくサポートしてくれるという距離感も居心地がよいと感じるポイントです。
事業発展のキーマンを目指して
会社全体で、生産においても業務においても「改善」に対する意識が高く、現状に満足せず新しいことに取組む社風です。ものづくりの現場にも文系出身者が担うべき役割はありますが、待ちの姿勢だとなかなかチャンスは巡ってきません。貪欲に「取りに行く」姿勢を持って、専門外のことにも目を向けられる柔軟性を兼ね備えた人が活躍できる会社だと思います。

私は働く場をグローバルに広げていくことを目標にしています。日本では当たり前のことが海外だとそうではないことがたくさんあります。日本と海外、両方の良いところ理解し、互いに活かしていくコーディネートができれば、自分自身が会社の成長を牽引する役割を担えると信じており、これからも貪欲にチャレンジしていきたいと思います。